今週のお題「名作」
に参加させていただきます
私にとっての名作は
『最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て』
俵万智さんの短歌です
私の子育てのよりどころにしている言葉です
この言葉に出会ってから、息子の困りごとに向き合う姿勢が変わりました
■イヤイヤ期に救われた
この歌に出会ったのは息子が2歳になった頃
イヤイヤ期真っ只中の息子に参っていた時、この言葉に出会って救われました
今困っていることに変わりはないのだけど、いつかは終わる
それはいつかは分からないけど終わったら二度と戻ってこない、これも貴重な時間
そう思うとできるだけ息子に付き合ってあげようという気持ちになりました
・最後の夜泣き
・最後の授乳
・最後の抱っこ
・最後の癇癪…
もう既に忘れてしまった困りごともあったかもしれません
■いまお腹いっぱいやっておきたい
消して、甘やかすということではなくやるべきこと、言うべきことは必要
でもイライラしながら言うより、まぁ付き合ってやるかの気持ちで言う方が息子も受け取り方が変わってくる気がします
振り返った時に寂しい気持ちが少しでも和らぐように『あの時お腹いっぱいやったわ』と思いたい
そして先日、俵万智さんがXでこんなポストをしてらっしゃるのを見つけました
子どもの日に、子どもの歌を☺️
— 俵万智 (@tawara_machi) 2024年5月5日
たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやるいつかおまえも飛んでゆくから
連休に来る遊園地 子を持てば典型を生きることの増えゆく
振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
どの詩も切ない…
心の奥がギュッとなります
息子は今5歳
これからまだまだたくさん来るであろう『最後』を楽しみに
お腹いっぱい子育てをしていきたいと思っています